Health長寿健康ベターエイジング

ベターエイジング研究発表会を開催しました

終了

時間 13:00~17:00
会場 東京栄養食糧専門学校
受講料 一般 2000 円、一般学生 500 円、卒業生 1000 円、在校生・研究会会員 無料
対象 どなたでも可
内容 新型コロナワクチン接種が漸く医療従事者から開始されるようになり、感染者増加の波は第3波下止まりながらも、明るい兆しの春一番の3月2日火曜の午後、「ベターエイジング研究発表会」を栄養校大教室224教室で「密」をさけて、予約先着30名での開催(35名参加)となりました。 第一演者の中静 隆君(栄養士科2年・ベターエイジング研究会学生会員)は、「新型コロナ流行前後における、本学来訪者(測定希望者)の糖化度計測集計から見えるもの」と題し、【①AGEs(終末糖化産物:Advanced Glycation Endproducts)が人体に与える影響、②SAF 皮膚自家蛍光(Skin Auto Fluorescence)との関連データ(非侵襲性のAGEs計測)、③今までのデータ分析からわかってきたこと、④新型コロナ流行時期におけるSAF値の変化、⑤個人のSAFデータをフォローした結果について、⑥栄養状況の一次スクリーニングとしての今後の活用について】の順に、精力的2年間の研究成果を発表。次いで、第二演者として、馬渕知子先生(副学院長)の紹介で、前田 学(アルテック社部長、薬剤師・NR)様が、「野菜摂取充足状況が10秒でみえる化できるベジメーター®」の最新データの解説・計測体験を実施くださいました。個々人のカロテノイドレベルがその場で提示され、行動変容を自覚するインパクトある有意義な時間となりました。翌日送っていただいた測定集計では、研究会参加者30名のベジスコア平均値が388で日本人平均343を大きく超え、さらに、指定野菜摂取量350g以上のA判定者が23%、日本人の平均以下であるD・E判定者の割合が6%で、全国平均30%より低いということです。日頃飲む野菜ジュースメーカーで、βカロテン含量の差があり、ベジメータ数値に速やかに反映されるようで、食事指導する側としても「野菜摂取量の今が可視化できる」とは大きな意味がありそう。コロナに負けない栄養摂取の充足にむけ、個人的にも次回の測定機会が楽しみな意義深い研究会となりました。関係者各位に深謝いたします。 長寿健康ベターエイジング研究所 所長 岡部 敬一郎